2017.02.16(09:45)
長谷川等伯という絵師が描いた襖絵です。
襖ふすまは「きらずり」という雲母うんもというキラキラひかる鉱物で模様が印刷してあるものです。なので「雲母刷り」と書いて「きらずり」と読みます。
さてこの襖紙のことです。等伯がこの絵を描いたときはもっと白い襖だったと思います。襖の紙は経年とともにやけて色が変わって行きます。雲母は鉱物ですのでその色は変わりません。模様がはっきり見えるようになるまで時間がかかるということです。
この仕掛けを教えてくれたのは経師師だった祖父です。
店の入口に納戸があり「きらずり」が貼ってありました。
ある日ぽつっと祖父が言ったのです。
「きらずりの模様がよく見えるまで長い年月がいるけれど、よく見えるようになると紙が破れやすくなる。」
確かに、紙ですからねぇ。
なぜかこの言葉が深く心に残って今に至っています。
見たいなぁ。
等伯のこの襖・・・