2016.04.25(21:11)
花かげにかくれ
頬打つ花吹雪に・・・
この2行は井伏鱒二の詩集「厄除け詩集」にある「歌碑」の最後の2行です。
明るい月夜です
岡にのぼれば
万朶(ばんだ)の桜です
その木かげの
真新しい歌碑の刻字
「満月は暮るる空より・・・」
次は読めぬ
花かげにかくれ
頬打つ花吹雪に・・・
この読めなかった歌碑が気になりました。
PCで検索した時は見つからなかったのに、ケータイで何気なく検索したら「ありました!」
満月は暮るる空より須臾(しゅゆ)に出でて
向かいの山を照りて明るし
中村憲吉という歌人の歌です。
井伏鱒二は須臾(しゅゆ)が読めなかったんですかねぇ。
意味は「短い時間」だそうです。
歌碑は昭和19年5月に建てられたそうです。
その頃そこに立って桜の下、月を眺めていたのでしょうか・・・
中村憲吉で検索したら・・・
いたんです!この歌碑まで行って、写真をUPしてくれている人!
広島県三次市布野町にある学校のグラウンドの裏手でした。
今も建っています。
すごいなー!
名も知らぬ同じ思いの方々に感謝です。
何気なく検索したのは永田町駅のホーム、国立国会図書館の帰りでした。図書館で調べていたのは井伏鱒二事典・・・。すごい情報だったけど「歌碑」は見つからず少し凹んで、ダメもとで検索したらご褒美のようにさくさく辿り着いた顛末でした。